2017年のスローガン

去年はアルザス地方ストラスブールだったエスコフィエ協会国際本部の総会は、今年パリで行うことになりました。パリに集うのは、珍しく、というより初めてです。エスコフィエ協会はその名のとおり近代フランス料理の祖オーギュスト・エスコフィエの理念を追求する料理人の協会で、その国際本部は、エスコフィエ生誕地ニースの郊外ヴィルヌーヴ・ルーベ村にあります。かつては主にプロヴァンス、コート・ダジュール地方の料理長を中心にした比較的小さな会で、パリにも支部はありましたが、会員はごく僅かでした。それが今日ではフランス全土で2000人を超える会員がいますし、日本を含めて世界の40か国以上が加盟する国際協会になったのです。ほとんどの国の会員は、そこで働いているフランス人で、日本協会のように日本人だけで運営している会はスイス、イタリアなどを除いてあまりありません。加盟後50年にもなるという古参度合と2000人近くの非フランス人の会員を有するということを考慮して、日本の会長は国際本部の副会長なのです。

毎年国際総会で翌年のスローガンを発表するのですが、去年のストラスブールで決まった2017年のスローガンはなんと“温故知新”。フランス料理が大きく変化してきていることが明白になってきた今こそ我々エスコフィエ協会員はエスコフィエに学び直すべきである、との考えからみんなで標語を考えました。「創作料理には過去の蓄積が必要である」と言いたいが、今回はグリーティングカードに漢字そのような意味を書いて世界に送りたい、とのことで急遽、私が決めました。孔子の論語で、日本語ではないけれど、論語は日本人によくなじんでいるのだし、漢字で表現する大和言葉なんて思いつきませんからこれでもいいのではないか、と思っています。

温故知新のカード
onkochishin


とてもきれいにレイアウトしてくれてインターネットで世界の料理長のもとに送られたのですから論語も役に立ったというわけです。

日仏料理協会
宇田川政喜
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