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エスコフィエ協会国際本部

今回は3年ぶりにエスコフィエ協会国際本部の通常総会、通常理事会そして国際コンクールをみるために、というより旧知の友たちに誘われて、ドーヴィルに行って来ました。

エスコフィエ協会(=Ordre International des Disciples d’Auguste Escoffier,
現在は Disciples Escoffier International を通称としている)は、1846年にニース郊外で生まれ、1935年にモナコで亡くなった近代料理の祖、オーギュスト・エスコフィエの弟子たちが戦争の傷も癒えた1954年にニースで設立した料理長の会です。日本では元ホテルオークラ総料理長小野正吉氏が1971年日本支部を設立しています。

設立以来改組を重ね、3年前にそれまで世界の中心だったフランスのエスコフィエ協会をフランスだけの会としました。同時に世界本部(現在は国際本部)を新たに創設し、スイス、ベネルクス、日本、イギリス、カナダ、中国など国別の協会が構成しています。会長はフランス人、3名の副会長は現在、ベネルクス、日本、フランスの各会長が勤めています。ちなみにフランスだけはパリ・イル・ド・フランス、ノルマンディ、ローヌ・アルプ、プロヴァンス・ラングドック、オクシタニなど地方別にそれぞれ社団法人化されました。詳しくは、こちらをご覧ください。

前置きが長くなりました。国際本部第3回総会で今年の行事は、以下のように決まりました。
1.『食材は生産者、ソースは料理人』を今年のテーマとし、色々なソースの試食会などを各国で行なったり、食事会や講演会を通じてテーマの浸透を図る。

2.毎年行われている『エピキュロスの晩餐会』は、10月28日あたりとし、「プーロ・ポを巡って」としました。この料理が大好きだったアンリ4世死後400年を記念しての一品です。
※ プーロ・ポ poule au pot:「土鍋の雌鶏」を意味する料理。ルネサンス期にはすでに存在した古典料理で、雌鶏に、鶏レバーや砂肝、フォワ・グラなどをミキサーにかけて詰め、焼き色を付けてからにんじん、玉ねぎ、かぶなどと共に2時間以上水で煮る。(参照 : 『フランス 食の事典』日仏料理協会編 白水社刊)
  晩餐会のメニューは以下の通り:
    コンソメ : ジェルミニ、オロール、インド風などの中から好みの1点
    ファルシ : 鶏白レバーのガトー仕立て、ヴォロ・ヴァン、クネル、スフレなどから1点
    肥鶏:アルビュフェラ風、ルクルス風、膀胱詰めなどから1点
    卵のデザート :ノ ルウェー風オムレツ、ウ・ア・ラ・ネージュなどから1点

3.エスコフィエの理念を広め、理解を求める。
    -平等性 : エスコフィエ会員には階級はなく、入会の儀式は各地で同じように執り行われる。
    -知識と伝達 : エスコフィエ会員は知識を共有し、互いに伝え合う。
    -文化と現代性 : エスコフィエ会員は料理の歴史を尊重し、永続的な進化を推し進める。
    -寛大と連帯 : エスコフィエ会員は慈善的であることを支持する。
    -憲章の尊重 : エスコフィエ会員はエスコフィエ協会の憲章を尊重する。
    -後援者の支持:エスコフィエ協会国際本部をサポートしている生産者を支持する。

4.2011年のテーマについて
    2011年は、『interprete du potager 大地の恵みの解釈と実践』をテーマとし、主にアントルメティエの仕事にスポットをあてる。

日本にいると、なかなか見えないエスコフィエ協会国際本部の理念と行動は、フランスのホームページで知ることができます。でも今のところフランス語なのでちょっと大変かも知れません。

国際コンクールの結果は、未だ日本エスコフィエ協会でも国際本部でも公式に発表していないので、次回とします。なお、日本からの参加は隔年なので、今年は日本人選手の出場はありませんでした。

日仏料理協会
宇田川政喜
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