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メニューの中の à と de

日本のフランス料理店でメニューを開いて、さあどれにしようかな、という時にフランス語を読む人はあまりいないでしょうね。でもたいがいは、日本語のメニューととともにフランス語でも書いてあります。せっかくだから、ちらっと見てみましょう。中でも特に目立つのはàとdeです。

àは、ア・ラ・カルトやア・ラ・モードなどの「ア」です。英語のat、to、inなどに該当する前置詞で、料理に関していうと、àの前に書いてある材料に加える、風味や付け合せ、調理の手法などを表しています。ただ、àの後に英語のtheにあたるle(=定冠詞単数男性形)が来るとauとなり、les(=定冠詞複数形)が来るとauxと変化してしまいます。
  1.…風味(の):サフラン風味ならau safran、コリアンダー風味ならà la coriandreです。
  2.…添え(の):キャヴィア添えだとau caviar、春の野菜添えはaux légumes de printempsです。
  3.…地方風(の):ニース風à la niçoise、イタリア風à l’italienne、プロヴァンス風à la provençaleなどです。
  4.調理の方法や機材:スチーム(での)はà la vapeur、オーヴン焼きはau fourとなります。
※ ただし、献辞などで人名を用いる場合、例えば「ルイ14世」ならà laを付けないでLouis XIVとします。

deもよく見かける語です。英語のof、fromなどにあたります。メニューでは以下の場合に使うことが多いです。メニューではあまり見かけませんが、deもその後に定冠詞le が来ると連結してdu、lesだとdesとなるし、後に母音で始まる語が来るとd’ になります。
  1.…の:deの前に書いてある調理法や料理名の主材料をde以下の語で示します。鶏のフリカセ(ホワイトソース煮込み)fricassée de volaille、仔羊のローストrôti d’agneauとなります。
  2.…によって:~éもよく登場しますが、その後に来るdeは「…によって」の意味です。… parfumé de vanilleは「ヴァニラで香り付けされた…」だし、…accompagné de fruits de la saison「季節のフルーツに伴われた…」です。

àとdeの違いを表す典型的な例を示します。
☆mousse au chocolatチョコレートムース=チョコレート風味のムース(ムースの主体はホイップした生クリームと卵白で、チョコレートは風味)
☆mousse de foie grasフォワ・グラのムース=フォワ・グラで作るムース(ムースの主体はフォワ・グラ)

「フランス語は習っていないからàとdeだけ覚えても他の単語がわからない」といいます。でもこれをカバーしておけば材料や調理法に関する単語を辞典で調べれば、パリのレストランでも大体の料理名がわかるはずです。
まず、日本のフレンチレストランでお試しください。

日仏料理協会
宇田川政喜
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