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エピクロスとエスコフィエ

エピクロスは古代ギリシアの哲学者(B.C.341~270)です。精神的快楽主義を説き、エピクロス学派の始祖となりました。しかし後世、ローマの詩人ホラティウスが自分を含めたこの学派の学者たちを放蕩者扱いしたところから意味に誤解が生じ、現代に至るまで英語でもフランス語でもエピキュリアンを“快楽主義者”としています。

エピクロスは“苦痛を伴わないで喜びを得ること、喜びのない苦痛を避けること、より大きな喜びを禁じる喜びや喜びより苦痛をもたらす喜びを避けること、より大きな苦痛から解放する苦痛や大きな喜びをもたらす苦痛を得ること、このために最大限の努力をするべきである”、と主張しました。
フランス料理の始祖オーギュスト・エスコフィエは 、“料理をつくること、飲食をすること、飲食に関する考えをめぐらせたり知識を求めること”をガストロノミの本質としており、エピクロス派の本来の哲学をガストロノミの支柱のひとつとしていました。

1912年ロンドンのホテル・カールトンでエスコフィエはイギリスでのフランス料理の評判を一層高めるためにエピクロスのディナーdîner d’Epicureと称する晩餐会を始め、第一次世界大戦前の1914年には世界の147都市で一万人以上の客を集めてこのディナーを同時開催しました。

2006年、“エスコフィエの弟子の会Disciples Auguste Escoffier”が師の生誕100年を記念して世界同時にエピクロスのディナーを展開し、多くの客を集めました。
毎年行なわれていますが、この会の日本会員の有志が今年も参加しています。今年のテーマは“フォワ・グラを詰めた鶏の壺煮poule au pot”です。

日本はもちろんのこと、フランスでももはやエスコフィエの時代の料理は提供されなくなっています。この機会を利用して古きよき時代を訪ねてはいかが。

日仏料理協会
宇田川政喜
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